
松江試験地の概要
松江試験地は、松江キャンパスから約17kmはなれた三坂山(536 m)から澄水山(513 m)に至る尾根の東斜面の一部を占めています。松江試験地からの出水は本庄川に合流し、中海に注がれます。
松江試験地は1団地からなり、面積は約21haです。標高は260 m~480 mの範囲にあります。
天然生林面積は約17haで、常緑広葉樹が多く見られます。
人工林は約4haの面積があり、大半はスギ(約3ha)が植栽されていますが、ヒノキアスナロ造林地もあります。
位置
GoogleMapへ移動 (演習林入り口付近の位置を示しています)
概況
【地形・地質】
地形は、壮年期から晩壮年期の山地です。本試験林は、枕木山と三坂山の間の谷に位置し、その谷の下方に本庄川の谷頭が出現します。
地質は、上流部では頁岩が大部分を占め、下流部には石英質流紋岩が見られます。
【気候】
山陰気候に属します。
年平均気温は12℃程度、最高月平均気温は26℃程度(8月)、最低月平均気温は2℃程度(2月)です。
年間降水量は1600mm程度で、降水は夏季に多くなります。積雪期間は12月から3月です。初霜は11月中旬、終霜は5月下旬です。
本試験林の周辺は、特に晴天日において湿度が局所的に高く、雲霧が発生しやすくなります。
【土壌】
全域が褐色森林土に覆われ、尾根部でBB型、山腹上部でBD(d)型、斜面下部でBD型であり、谷部の押し出し地ではBE型が出現します。
各種資料
■林小班図

■林相図(どこにどんな木が生えているか)

■林班別樹種別面積

■人工林の齢級配置

■気象
