ラルタンについて

島根大学 植物機能学分野 目的・継承

 当分野(研究室)は、園芸植物を研究材料として、植物の生殖成長と成熟(花芽~花~果実)に着目した“生理機能”、“機能性成分”、“遺伝子機能”の研究を進めています。果樹類をはじめとした木本性の植物を主な研究対象として扱っています。
 本研究室の歴史は、島根大学農学部(現生物資源科学部)の前身である島根農科大学時代の昭和30年から脈々と続いており、「果樹園芸学」を専門とされる高馬 進 先生、内藤隆次 先生、山村 宏 先生、板村裕之 先生の歴代教授陣により引き継がれてきていました。当研究室のこれまでの卒業・修了生の数は300名を超えており、皆さん農業や食品関連の分野をはじめ様々なフィールドで活躍されています。
 果樹の研究を基軸として、近年は、収穫物を扱うポストハーベスト研究や果実機能性成分の研究、また農業の六次産業化にまつわる研究など、島根の地域に根ざした様々な研究課題にも取り組んできています。さらに、園芸植物・農作物の遺伝子の機能解析や花と果実の生殖生理機能の解明など、「機能、function」をキーワードに、基礎科学の探究から新品種開発などの応用まで、幅広い視点で研究を展開しています。