コースタイトル

心理学コースへの配属は、1年生後期から行われます。配属については、本人の希望と1年前期の成績をもとに決定されます。

1年生後期から配属後、心理学の専門的な授業が始まります。1年生後期では、「心理学実験演習Ⅰ」などの科目で、心理学の方法論の基礎を学びます。

そして、2年生からは、「実験心理学」分野か「臨床心理学」について、自分の関心に応じた科目を中心に履修することになります。

カリキュラムマップ

心理学コースの特徴

豊富な実習

心理学コースでは、心理学実験演習、地域臨床実践実習など多くの実習や演習を通して体系的に心理学を習得することができます。

充実の設備

暗室や防音室、行動観察室などの実験室を完備し、視線分析装置や多数のパソコン、脳活動の計測装置も設置されており、様々な心理学実験を行うことができます。

心理相談室やプレイルーム、箱庭療法もあり、専門的で実践的なカウンセリング技術の習得ができます。

少人数教育

1学年約40名と、少人数での教育が行われます。

心理学の様々な分野を専門とする教員が所属し、学生と教員の距離が近いので、とても密な教育・研究が行われています。

資格

心理学コースでは、履修科目などの要件を満たせば以下の資格の取得が可能です(公認心理師資格の取得には大学院への進学と資格試験の合格が必要)。

認定心理士 

心理学の専門家として仕事をするために必要な、最小限の標準的基礎学力と技能を修得している、と日本心理学会が認定した人のことです。一般的に、この資格だけではカウンセラーなどの対人援助職に就くことはできません。

公認心理師 

心理に関する支援を要する方への援助を行うための国家資格です。ただし、公認心理師になるためには、大学において必要な科目を修めて卒業し、かつ、大学院において公認心理師となるために必要な科目を修めて修了し、さらに資格試験に合格する必要があります。

社会福祉主事

各種行政機関で保護・援助を必要とする人のために、相談・指導・援助の業務を行なう人のことを指します。本コースでは、必要科目を履修することで、社会福祉主事として働くための任用資格が得られます。

カウンセラーを目指す方へ

一般的に、カウンセラーと呼ばれる心理専門職に就くためには、専門の資格が必要とされることがほとんどです。資格の名称としては、代表的なものとして、臨床心理士と公認心理師があります。

臨床心理士というのは、臨床心理学に基づく知識や技能を用いて、人間のこころの問題にアプローチする心の専門職として、公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会が認定した人のことです。

現在、カウンセラーなどの心理専門職の採用条件には、この臨床心理士の資格が求められることがほとんどです。

臨床心理士資格の取得のためには、臨床心理士養成に関する指定大学院を修了し、資格試験に合格する必要があります。

島根大学大学院は、資格認定協会から第1種指定校として認られており、修了後すぐに受験資格を得ることができます。

公認心理師は、2015年に国会で可決され、2017年に施行された「公認心理師法」に基づく国家資格です。公認心理師になるためには、大学において公認心理師となるために必要な科目を修めて卒業し、かつ、大学院において公認心理師となるために必要な科目を修めて修了し、さらに資格試験に合格する必要があります。

島根大学人間科学部心理学コースでは、この公認心理師の受験資格を得るために必要な科目が設置されています。

いずれにしろ、現在、カウンセラーを目指す方は、大学院進学を視野に入れて心理学を学んでいく必要があります。

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