島根大学 生物資源科学部 生命工学科 生命工第5研究室(生物化学研究室)

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生命工第5研究室(生物化学研究室)

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教授 石川 孝博(Takahiro Ishikawa)
高等植物や藻類など光合成生物におけるアスコルビン酸の生合成経路とその調節機構の解明を分子生理学的手法により進めている。また、植物におけるアスコルビン酸の生理機能を解明するため、シロイヌナズナ、ヒメツリガネゴケ、トマトの形質転換体やアスコルビン酸欠乏変異体による解析も進行中である。このほか、植物の環境ストレス応答の初期段階におこる遺伝子発現のレドックス制御系について、シロイヌナズナおよび植物培養細胞をもちいたモデル実験系を構築して解明を進めている。
准教授 丸田 隆典(Takanori Maruta)
高等植物の環境変化(ストレス)に対する応答/耐性の分子機構について研究し、分子育種への応用を目指している。特に、細胞内の酸化還元(レドックス)制御系に注目しており、活性酸素種(ROS)やビタミンをキーワードに、それらを介した遺伝子発現制御機構について生理生化学および分子遺伝学的手法を用いて解析している。また、ビタミンCおよびEの生合成の分子制御機構についても解析している。
准教授 小川 貴央(Takahisa Ogawa)
植物におけるヌクレオシド2-リン酸類縁体を加水分解するタンパク質ファミリーであるNudix (Nucleoside diphosphate linked to some moiety X) hydrolaseの生理機能について解析を進めている。特に、すべての生物にとって重要な生体分子(補酵素)であるNADHやFADのNudixを介した代謝調節機構に注目し、補酵素の代謝調節とストレス応答を含む様々な生体反応との関連性について研究を行っている。