第1部 工芸作物総論
4月11日 1.工芸作物とは
4月18日 2.工芸作物の分類・適地適作
4月25日 3.作付体系・コンニャクから工芸作物の特徴を考える
第2部 工芸作物各論
5月2日 4.デンプン料作物
5月 9日 5.糖料作物 サトウキビ,テンサイ
5月16日 6.油料作物その1 総論・各論(アブラヤシ,ココヤシ)
5月23日 7.油料作物その2 各論(ナタネ,ダイズ,ヒマワリ,ラッカセイ,オリーブ)
5月30日 8.エネルギー作物 バイオエタノールとバイオディーゼル
6月 6日 9.繊維料作物 ワタ,アマ,チョマ,マニラ麻
6月 13日 10.紙と畳を作る作物 コウゾ,ミツマタ,イグサ
6月20日 11.嗜好料作物その1 コーヒー・カカオ・ホップ
6月27日 12.嗜好料作物その2 チャ
7月4日 13. 嗜好料作物その3 タバコ
7月 11日 14. その他 天然ゴム・オタネニンジン・ハッカ・ラベンダーなど
7月25日 15.これからの工芸作物
8月1日 期末試験

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工芸作物学 栗原浩編 農山漁村文化協会
工芸作物学 佐藤庚ら 文永堂
工芸作物学 西川五郎 農業図書
作物学各論 石井龍一・中世古公男・高崎康夫 朝倉書店
作物学事典 日本作物学会編 朝倉書店
新版作物栽培の基礎 堀江武編著 農山漁村文化協会

主要参考文献

小テスト
毎回,授業終了時,5分程度で小テストをします.小テストは復習の意味で行いますので,授業で配布したプリントや自分のノートなどをみながらしても,あるいは隣の学生と相談しても,かまいません.欠席した場合,授業のプリントを取りに来て,あとから小テストを提出してもかまいません.ただし代筆などは一切認めません.

期末試験
期末試験は持ち込み不可とします.記述式問題の一部は第15回の講義の最後に問題を提示しますので,試験までに調べてください.ただし作った解答を書いた紙などを持ち込むことはできません.

比較作物論の講義を受けるに当たって

 主として工芸作物(industrial crops)について,作物の収穫対象部位や生育環境,収穫後の利用などの差異が作物種・品種の選定,栽培方法にどのように関わっているかを考察します.いろいろな作物をとりあげるなかで,作物栽培において種を越えて共通するものはなにか(光合成,施肥,水管理など),ある作物グループ(収穫対象器官,利用などいろいろな方法で作物を分類できる)では共通するものは何か,ある作物にしか適用できないものは何かを考え,作物栽培を科学的に理解することを目指します.
予習(15%),小テスト(15%)および期末試験(70%)の結果をあわせて成績を評価します.
なお出席そのものは評価の対象とはしません.

成績評価

予習について
 第3回の授業から簡単な予習を義務づけます.予習は次回に学ぶ作物について自分の知っていることをまとめるものでする.予習は成績評価に加味します.予習は本人が提出してください.予習のプリントは事前に配布します(第2回の授業の終わりに第3回の授業の予習プリントを渡します).欠席した場合は,小林研究室(生物資源科学部2号館204号室)まで取りに来てください.

講義形態

実物を回覧したり,液晶プロジェクターを使って,写真や図,ビデオを利用して説明します.このことでできた製品は身近なものであるのに,その材料となる植物の姿はめったに見ることのない工芸作物をできるだけ視覚的にわかりやすく説明する予定です.
 参考文献を読めば理解できると思うことにはあまり時間をかけないつもりなので,講義で示した参考文献もできるだけ目を通しておくことを望みます.

講義内容

屋上緑化見本園
 生物資源科学部3号館屋上の一部(北西の一角)を借りて,工芸作物が実際にどのように成長していくかを実際にみることができる見本園を設置しました.工芸作物の生育する季節に応じて,栽培する作物が変わっていきますので,興味のある学生は定期的に観察してください.授業でみせる標本とは違った工芸作物の姿を理解できると思います.

授業で紹介する工芸作物のうち,屋上緑化見本園で栽培予定の作物は以下の通りです.
夏作物 ジャガイモ,サツマイモ,トウモロコシ,ダイズ,ヒマワリ,ラッカセイ,ゴマ,エゴマ,ベニバナ,ワタ,アマ,イグサ,コンニャク

冬作物 ナタネ

多年生作物 チャ,ジョチュウギク,コウゾ

講義スケジュール