rubyの変数のスコープ

変数名の重複
変数名の重複があると、プログラムが予想外の挙動をする。昔使っていたBASICでは、すべての変数がglobalだった。つまり、サブルーチンでのみ使う変数の名前も重複してはならない。たとえば、forループなどで使うiさえも重複してはいけない。iを使ったforループの中で呼んだサブルーチンの中でiを使っていたら、問題が起きる。 一方、rubyでは特に指定しなければ、すべての変数はlocalである。サブルーチン(正確にはmethod)の中でどんな変数を使っても気にしないでよい。ブロックの中で定義した変数もそのブロックが終わったら無くなってしまう。普段は変数名にあまり気を使わないでよい。しかし、これに慣れすぎると、思わぬ失敗をする。 iteratorで使う変数は、すぐに開放されるので、同じものをよく使う。

4.times{|i| print i}
data=open("test.dat","r"){|f| f.read.split(/\n/)}
data.delete_if{|l| l=~/^#/}
data.each{|l| p l}

こんな感じだ。この数日しか使わないであろうプログラムを書き殴っていて、iteratorの中でiteratorを使ってしまった。すると、当然のことながら、この変数が重複することになる。このとき注意しなければいけないのは、iteratorの変数が前もって定義されている場合には、変更されてしまうということである。その結果、予想しない結果になってしまう。そのあたりは、次期バージョンでは仕様が変わって、おそらくエラーが出るようになるようだ。 ちなみに今日知ったのだが、イテレータは古い表現で、最近はブロック付きメソッドというらしい。

Read more...

Windowsでsleep

Windowsにはsleep命令がない
同じ処理を永遠にさせるようなバッチファイルを作ろうと思い、ウェイトのためにsleepを使おうとしたら、そんなコマンドないと言われてしまった。そのくらいの基本的なコマンドは用意しておいて欲しい。同じように困っている人も世の中には多いようで、調べてみたら良い方法を見つけた。

ping localhost -n 6 >null

とすると、だいたい5秒ぐらいのsleepと同じ挙動をする。あとは、gotoをつかって永久ループにすれば、バッチ処理をしてくれるバッチファイルができる。

Read more...

rubyでRS232C

LinuxとWindowsの違い
RS232CのないPCも増えてきたが、装置の制御にはまだまだ使える。個人的にはGPIBの方が好きだが、今回はボードなどが見つからなかったので、RS232Cを使うことになった。 普段ならLinuxから制御するのだが、今回はWindowsを使わざるを得なかった。まあ、それほど違わないだろうと思っていたが、LinuxとWindowsでかなりやり方が違った。 Linuxでは、

r=open("/dev/ttyS0","r+")
system("stty raw -echo -crtscts 9600 -parenb cs8 -ctsopb < /dev/ttyS0")
r.write("read\n")
print r.gets("\x0d\x0a")

という感じでやっている。Windowsでは、いろいろと調べたり試したりした結果、

system("mode com1 baud=9600 parity=N data=8 stop=1")
r=open("com1","r+")
r.write("read\n")
s=""
s<<r.sysread(1) until s[-1]==10
print s

というようになった。本当はsyswriteにすべきかも知れないが、writeでもとりあえずは動いている。しかし、readでは動かなくてしばらく悪戦苦闘していた。自分でLFを探さなければならないのも少し面倒だ。 まあ、苦労したおかげで、実験が多少楽にできるようになった。

Read more...

FileUtils

rubyでfileのcopy
徹夜で実験していると、だんだん集中力が無くなってくる。絶対にやってはいけない誤りをしないように気を使う必要がある場合には、その他のことに割く労力を少しでも減らすようにするとよい。 測定が終わったら、そのファイルをコピーして、データを解析するという単純作業に飽きたので、その部分をrubyにまかせることにした。ファイルをコピーする方法があった気がして調べたら、FileUtileをrequireして使うらしい。昔は別のmethodを使った気がするのだが。徐々にrubyも変化してきているのですね。進化するのは喜ばしいのですが、あまり変わると覚えられなくなってしまうので、ほどほどの改良が望まれます。

Read more...

sshトンネル

出張先からのアクセス
出張中に、仕事場の自分のパソコンにアクセスする場合がある。もっていくのを忘れたデータも取ることができる。 sshやsftpを使えば、まあ大抵のことはできる。たとえば、sshでXを飛ばせば、仕事場のPCを使っているような感じで使うこともできる。また、sshトンネルを使えば、sambaでファイル共有することもできる。 いつもはlinuxでこれらをやっているが、windows上のcygwinから試みたが、Xもうまく飛ばせないし、sambaもポートのいじり方が分からなかった。やはり、windowsはネットワークが弱いと実感する。

2008/11/15追記 X飛ばしができないのは、cygwinのXが立っていないからだけだった。cygwinのターミナルを使っていると、すでにXがあるような気になっていた。

Read more...

cygwinのemacs

emacsが終了できない。
久々にwindowsを使う必要に迫られたので、仕方がないのでcygwinを入れた。editorとして、nanoとemacsをいれたのだが、emacsで終了ができない。いろいろと調べてみたら、ctrl-Cが効いていないようだ。 windowsの環境変数CYGWINにntsec tty emacsと入れれば、使えるようになるらしい。いろいろ難しいな。

Read more...

停電対策

明日は停電
様々な装置の中には、できるだけ停止している時間を短くした方が良いものがいくつかある。それらを停止するために、停電の直前まで待っていて、さらに停電が終わってすぐに復帰させることを試みる。停電前には、そのための体力を温存しておく必要がある。体力の無いときは、早めにすべての装置を切ってしまうが、今回は何時まで起きていられるだろうか。 停電があるたびに、我々がいかに電気に頼っているかを痛感する。生まれてこのかた、一日たりとも電気を使わなかったことはないのではないか。 計画的な停電は一年に一度ぐらいあるが、雷の季節になると、落雷による瞬間停電も起こることがある。運が悪いとそれで装置が死んだりすることもある。これは停電のためというより、過電圧のためだろうが。今年はどうなるだろう。

Read more...

eeepc

eeepc900が来た。
Let’s noteが不調だったので、EeePCを購入してみた。901か900で迷ったが、軽いしSSDの容量も大きいということで、900にしてみた。 研究室の評判としては、思ったよりも良い感じといったところか。SSDは少し遅い気がするが、多少気になる程度だ。外部ディスプレイの切替えでは、内蔵と両方表示させると、外部も上下がけずられて横長になってしまう。通常の使用では、外部のみにして使う必要があるだろう。 そろそろLinux版が出ても良いころだと思うのだが、日本ではなかなか発売されない。日本語を扱うようにするのって、そんなに難しいのかな。まあ、Windows無しで発売してくれれば、なんとかインストールできるような気がしますが。Ubuntuとかではやっている人もいるし。

Read more...

let's note R2のHDD入れ換え

研究室の共用のPCが不調だったので、HDDを入れ換えた。
しかし、Windowsが悪いのか、Panasonicが悪いのか、非常に苦労した。 まず、HDDリカバリなので、それをバックアップしなければならない。C:\util\oxp\tools\showRHDD.jsを実行して、リカバリ領域を可視化して、そのbackupを取る。しかし、その領域のセクタが壊れているようで、完全なバックアップは取れない。仕方がないので、コピーできるだけはコピーした。 新しいHDDにパーティションを切って、データ領域とリカバリ領域(3075M)に分ける。この際、リカバリ領域は、四番目のパーティションにしなければいけなかったようだが、このときはそんなことは知らないので、後で苦労することになる。そして、リカバリ領域にバックアップしたものを移す。 HDDは3.3V用のものが必要だったようだが、それはHitachiのHDDのピンを折ることによって、5Vを3.3V用に改造。後は、開腹してHDDを載せ替える。最近は、Web上に写真付きで開けかたが載っているので、迷うことなく行えたが、やはり少しトリッキーだった。 さて、ここまでは一見順調だったが、BIOSにリカバリーを登録することができずに、悪戦苦闘することになる。Win98でboot して、c:\tools\にあるコマンドで、

makebeer /copy

とすれば良いようなのだが、パーティションの切る順序が重要だったようで、これがうまくいかない。なんと不自由な。Linuxでパーティションを切ったり、いろいろとやってみたが、結局あまりうまくいかず、最終的には次のような方法でごまかした。 \imagesにあるイメージファイルを\er\pqerを使って復元しているようだったので、それを元にwebを調べたら、

\ER\PQER /CMD=\TOOLS\FULL2KXP.TXT /IMG=\IMAGES\INSTALL1.PQI

とすれば良いような感じだったので、やってみた。コマンドの指定するべきファイルは何種類かあったが、違いがわからなかったので、full2kxpにしてみた。その結果、リカバリーはできたようだが、全ディスクを使用して、リカバリ領域も殺してしまった。fullとはそういう意味だったのかな。1st2xpc0とかいうファイルがあった気がするので、これはcドライブの何かという意味だったのだろうか。 まあ、よくわからないが、最低限使えるようになった気がするので、今回はこれでよしとしよう。もう一度リカバリーが必要になったときは、素直にLinuxを入れることにしよう。Linuxだったら、何の苦労もしないでインストールできた気がする。 リカバリ領域に関しては、イメージファイルとそれを書き込むプログラム等を別の場所に保存しておくようにした方が良い用に思う。

2008/11/6追記 recovery用のパーティションは見えないだけで、まだあるのかも知れない。Windowsから見えないので、無いと思っていたのだが、容量から判断するとある気がする。別のOSから立ち上げないといけないなんで、なんて不自由なOSなんだろう。

Read more...

リモートスキャナー

共通のスキャナーをネットワークから使えるようにしてみた。
用いたスキャナーはSCSI接続のものだったので、LINUXマシンにSCSIカードをさして、VNCでリモートで使えるようにした。Linux側では、sane等を入れてスキャナーを使えるようにしてから、vnc4serverをインストールして、自動でVNCのサーバーが立ち上がるように/etc/init.d/scannerをつくって、

#! /bin/sh
su user -c "vnc4server :1"
exit

という内容にして、あとは

chmod ugo+x /etc/init.d/scanner
update-rc.d scanner defaults 98

とした。poweroffを使えるようにvisudoで設定したり、scannerのgroupにユーザーを加えたりしたら、ほぼ完成。 基本的には、スキャナーの電源を入れて、LINUXマシンの電源を入れてしばらく待ったら、VNCのViewerでloginして、xscanimageと打てば、スキャナーが使えるようになる。使い終わったら、sudo poweroffと打てば、電源が切れるという仕組である。 LINUXマシンにはマウスもキーボードもつないでいないので、起動時にgdmが落ちるが、sshでログインできるようにしてあるので問題ないだろう。残る問題は、ファイルの転送であるが、sftpを使えばできるのだが、Windowsでは標準で使えないし、それならsshのXでやれば、VNCなんか使う必要も無くなる気がするし。VNCでもファイル転送ができた気がするのだが、やりかたが分からない。

11/2追記 やはりVNCではファイルのできないようだ。仕方がないので、sambaを入れることにした。

2009/2/21追記 本当はinit.dはstart, stop, restartという引数をとるようにしないといけない。上の場合では、終了のときにも起動してしまうことになる。

Read more...