整数型のくせ

AVRモーター制御
GPIBからステッピングモーターを制御していたのだが、これが微妙にうまく動いていなかったので、その原因を探っていたら、予想外のところが引っかかっていた。モーターでバルブを開ける時には、30000パルス送っていて、閉めるときには確実にその一割増しにしていた。そのとき、開けることはできるのだが、閉めることができない。最初は、モーターの指定とか、排せんの異常を疑っていたのだが、いろいろと調べていると、パルス数を少なくすると動くことが分かった。AVRの中のプログラムをどのように書いたか忘れてしまったが、整数型を使っていた気がする。そういえば、2^{15}は32768ので、2byteを使ったsigned intだと、-32768から+32767まで表現できる。閉めるときには、一割増しにしているので、33000パルス送ると、ぎりぎりでこの範囲を越えることになる。これがうまくいっていなかった原因だった。そこで、開ける時に29000パルスにしたら、無事に動くようになった。なかなか難しいな。

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昔は簡単だったが

telnetでX
Linuxで動いている古いマシンで、Xをtelnetでリモートで使おうとしたが、なかなかうまくいかなかった。まずはlocalで、

xhost +RemoteIP

として、そのサーバからのアクセスを許可する。次に、

telnet RemoteIP -l username

でログインする。そして、

setenv DISPLAY LocalIP:0

として、displayを設定すれば、あとはremoteで立ち上げたXのアプリケーションが使えたはずなのだが、

_X11TransSocketINETConnect: Can't connect: errno = 111

と表示されてうまくいかない。 いろいろと調べていたら、debianの場合には、/etc/X11/xinit/xserverrcに-nolisten tcpという記述があり、これを取り除かないといけないらしいという情報を見つけた。これを試してみて、Xを再起動したが、それでも症状は変わらない。次に試したのが、root権限でgdmsetupを実行して、そのセキュリティのところの「Xサーバへの転送を近視する」のチェックをはずして、Xを再起動した。すると、今度はうまくいった。MacOSXのX11でも、環境設定のところで、セキュリティーをあまくするように設定したらうまくいった。WindowsのXMingも試してみたが、適当に設定したら、一応動いている。最近は、sshばかり使っていて、-Xオプションをつけるだけで良いので、楽なのだが、telnetはもう時代遅れなので、使おうとすると苦労するようだ。

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ubuntuのproxyの設定

wgetも必要だった。
ubuntuの設定をしていたのだが、ttf-mscorefontsを入れようとすると、通信ができていないことが分かった。proxyを通してapt-getをする場合には、/etc/apt/apt.confにproxyの情報を書いておかないといけないのだが、それ以外にも設定が必要なようだ。いろいろと調べてみたら、どうやらwgetでフォントのデータを取りにいっているようだ。そこで、.wgetrcにhttp_proxy=http://proxy.jpなどという項目を追加したら、うまく行くようになった。

2011/4/6追記 debianの場合には、~rootに.wgetrcを作らないといけないようだ。

2011/6/7追記 /etc/apt/apt.confに書く内容は、Acquire::http::Proxy “http://proxy”;

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debianとredhat

redhatのnetwork設定
普段はdebianを使っているが、redhatを使う必要があって、少しいじってみたが、いろいろと設定の仕方が違って戸惑った。特にnetworkの設定ファイルが、debianだと、/etc/network/interfacesなのだが、redhatでは、/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0等になるらしい。書く内容も少し違っている。まあ、適当に修正したら動いたので、ほっとしている。

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squeezeのリリース

Debian squeezeがリリースされた。
今か今かと思っていたが、ようやくDebian 6.0であるsqueezeが2/6にリリースされていた。同時に、ホームページが一新されていた。 squeezeは二ヶ月ほど前のtestingの時から使い始めているが、lxdeの以前lennyで使っていたときとほぼ同じ構成で使っているので、特に違いは感じない。個人的には、gpibが標準のパッケージから外れたのはデメリットであるが。リリースノートを見てまず驚いたのが、Debian GNU/kFreeBSDである。通常、DebianはLinux上で動いているのだが、これをBSD上で動かすようにしたものを、正式にサポートするようになったらしい。 それから、Debian Scienceというものがあり、科学関係のパッケージが管理されているらしい。とりあえず、gcrystalというものを試してみた。CIFの読み込みもできるようだが、bondの定義が面倒な感じがした。VESTAの方が洗練されているように感じるが、公式なパッケージとしてこのようなものが出てきたことは歓迎すべきであろう。 今後もDebianが使いやすいOSになって行くことを期待したい。

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latexの違い

Macのtex
MacOSXのlatexを使っている人が、数式中で\rmがうまく動かないと言うので、見てみたら、確かにうまくいっていない。\mathrmも動かない。調べてみたら、jarticleでは動かないという人を見つけた。そこでは、amsの\textを勧めていたので、それを使ってみた。\usepackage{amsmath,amssymb}として、\textを使うと、今度はうまくいった。最近はフリーウェアを使うときに、OSの違いを意識することは少なくなったが、こんなところにもまだ違いがあるようだ。

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再帰を用いた括弧の処理

化学式の計算
括弧付きの化学式の式量を計算する良いスクリプトのアイディアが浮かばなかったが、再帰を用いると、比較的シンプルに書けることに気がついた。単純な化学式は、以前考えたが、

def fmlwt(fml)
  awt=Hash[*IO.read("formula.dat").strip.split(/\s+/m)]
  r=0
  fml.scan(/([A-Z][a-z]?)([\d\.]*)/){|a,n|
    n=1 if n==""
    r+=awt[a].to_f*n.to_f
    }
  r
end

のような感じで書ける。この原子量の代わりに、括弧の中の化学式に関しては自分を再帰的に呼び出すことによって、

def fmlwt(fml)
  awt=Hash[*IO.read("formula.dat").strip.split(/\s+/m)]
  r=0
  fml.scan(/(\(.*?\)|[A-Z][a-z]?)([\d\.]*)/){|a,n|
    n=1 if n==""
    a=a.sub(/^\(/){""}.sub(/\)$/){""}
    r+=((a=~/^[A-Z][a-z]?$/)?awt[a].to_f : fmlwt(a))*n.to_f
    }
  r
end

と書くと、特定の括弧の付け方に対応できるようになる。Cu(NO3)2(H2O)2.5などはうまく判定できる。しかし、(Cu(NH3)4)Cl2はうまくいかない。scanの部分の正規表現の.*?の?を取ればこれに対応するが、今度は前者に対応できなくなる。この両者をシンプルに判定するにはどうしたら良いのだろう。

2011/2/1追記 汚い方法だが、括弧の中を内側から、式量を計算して、それを水素に置き換えていくという方法で、いろいろな場合の括弧に対応できた。

def fmlwt(fml)
  awt=Hash[*IO.read("formula.dat").strip.split(/\s+/m)]
  fml=fml.sub(/[\(\[]([^\(\)\[\]]*)[\)\]]([\d\.]*)/){
    n=($2=="")?1:$2.to_f;"H%f"%(fmlwt($1)*n/awt["H"].to_f)} while fml=~/[\(\[]/
  r=0
  fml.scan(/([A-Z][a-z]?)([\d\.]*)/){|a,n|
    n=1 if n==""
    r+=awt[a].to_f*n.to_f
    }
  (r*1e3).round/1e3
end

しかし、やり方が汚すぎる。置換の部分を少し工夫したら、もう少し短くなった。

def fmlwt(fml)
  awt=Hash[*IO.read("formula.dat").strip.split(/\s+/m)]
  re=/[\(\[]([^\(\)\[\]]*)[\)\]]([\d\.]*)/
  fml=$`+"H%f"%(fmlwt($1)*($2==""?1:$2.to_f)/awt["H"].to_f)+$' while fml=~re
  r=0
  fml.scan(/([A-Z][a-z]?)([\d\.]*)/){|a,n| r+=awt[a].to_f*(n==""?1:n.to_f)}
  (r*1e3).round/1e3
end
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クラス変数の使い方

クラス変数とクラス定数
同一のクラスの複数のオブジェクトで、一つの変数を共有したいときがある。このような場合には、クラス変数を用いると良い。rubyでは、クラス変数は@@で始まる。

class Test
  @@v=0
  def initialize()
    @@v+=1
  end
  def v
    @@v
  end
end
t1=Test::new
p t1.v
t2=Test::new
p t1.v

とすると、生成したオフジェクトの数が表示される。一方、クラス定数も複数のオフジェクトで共有できるが、メソッド中での代入はできない。しかし、

class Test
  V=[]
  def initialize()
    V<<1
  end
end
t1=Test::new
p Test::V
t2=Test::new
p Test::V

などとすると、変更は可能である。このあたりがどのようになっているのかよく理解できていない。当然のことだが、変更が必要な場合には、クラス変数を用いると良いのだろう。

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CGIを使って

ダブルクリックの防止

Debian squeezeでWebサーバーを立ち上げて、rubyのCGIを使ってhomepageを作ってみた。いろいろと細かいプログラムを書いて、それなりに動くようになったが、問題が残っていた。submitをダブルクリックすると、二回データーが送られてしまうのだ。これまでは知っていて無視をしていたが、いつかは重大な問題になるだろうということで、対策をしてみた。

以前はjavascriptを使わないといけないと思っていたが、実は使わなくても良いらしい。以下のようにすると、一回submitすると、disableになって、二回目は無効になる。

<INPUT name="button" TYPE="submit" value="submit" onclick="this.disabled=true">

rubyのCGIクラスを使う場合には、

cgi=CGI::new("html4")
cgi.submit({"value"=>"submit","name"=>"button","onclick"=>"this.disabled=true"})

としたら、うまく行った。思ったよりも簡単に出来て助かった。

2010.1.22追記 firefoxではうまく動いているが、ieでは動いていないことを発見した。ieでは、onclick=“this.disabled=true;this.form.submit();“としないといけないらしい。

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意外に速くなったらしい

メモリの増設
測定に使っている古いPCが遅いということだったので、メモリを増設してみた。時代からしてDIMMだろうということで、家をあさるといろいろと見つかったので、容量が不明で二枚セットになっているものを数組持ってきて試してみようということになった。しかし、立ち上がりの非常に遅いマシンだったので、五回ぐらい試しているうちに、だんだん嫌になってきて、適当なところで止めてしまった。スロットが三つあって、そこに三枚入れようとしたが、相性がよく分からず、最終的には128Mの二枚刺しで、256Mである。しかし、最初は64Mだったので、これでも4倍なので、多少は速度が速くなるだろう。噂によるとそれなりに速くなっているらしいので、今回はこれで満足することにしよう。 ところで、家にDIMMが何枚ぐらいあるのか気になって、半分ぐらい数えてみたら、約30枚あったので、全部で50枚ぐらいなのかな。まあ、DIMMも使う機会は減ったけども、今回のように役に立つこともあるので、なかなか捨てられないな。SIMMもかなりの数もっているけど。DDRやDDR2も今後増えて行くのだろう。

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