dynabook AZにubuntu11.10

一応できたubuntu on AZ

知り合いがdynabook AZを購入したが、Androidが使い難いということなので、linuxを入れてみた。このマシンはtegra2なので、通常のlinuxなどはインストールできない。ubuntu11.10ではサポートされ、ubuntu wikiでインストール方法などが解説している。以下に、インストールの時に行った作業についてまとめておく。

まず、別のubuntuマシンでAZと通信できるように、nvflashを使えるようにする。これは、http://share.grandou.net/debian/nvflash/nvflash_20110628-2_all.debをダウンロードして、dpkg -iでインストールすると、使えるようになった。

次に、AZのバックアップだが、これにかなり時間を要してしまった。ubuntuマシンとAZをUSBケーブルで接続し、ctrlとescを押しながらAZを立ち上げ、ubuntu側から、

nvflash --bl /usr/lib/nvflash/fastboot.bin --sync
nvflash -r --getpartitiontable partitiontable.txt
nvflash -r --read 2 partition2.bin
....
nvflash -r --read 14 partition14.bin

として、パーティションテーブルと、2から14までのパーティションのデータをセーブする。14が14Gぐらいあり、ネットワーク越しにセーブしていたので、やたらと時間がかかってしまった。

続いて、ubuntuのデータを書き込む。ブートイメージをダウンロードした後で、

nvflash -r --download 6 ubuntu-11.10-preinstalled-desktop-armel+ac100.bootimg

として、書き込む。さらに、他のデータを消したusbメモリにインストール用のデータを書き込む。

いよいよ、インストールである。usbケーブルを抜き、usbメモリを挿して、AZを起動する。すると、usbからデータを読み込んで、インストールが開始する。数分たつと、rebootされ、設定画面が表示される。キーボードの設定で迷ったが、日本語-日本語(OADG 109A)を選択するのが正解らしい。それでも、いくつかのキーは効かないようだが。

これで、とりあえずのインストールは完了だが、まだ様々な設定をしなければならない。これは明日以降に書こう。

Read more...

データフレームの操作

Rのデータ
Rでグラフをいろいろと書いていると、データ点の一部を取り出したくなるときがある。読み込む元のデータを加工しても良いが、Rの上で取り除くこともある。 ベクトルの場合には、v[1:10]で部分を取り出したり、v[-1]で要素を取り除いたりできる。Rではデータはファイルから読み込むときには、データフレームに入るので、これらをデータフレームに対して行う必要がある。以前は、d[1:10]としようとして、エラーが出て断念していた。実は、d[1:10,]とすると良いらしい。 Rは、プログラムを書く感覚でグラフが書ける点は好きなのだが、かゆいところに手が届きにくい点はあまり好きでは無い。

Read more...

WindowsとLinuxのファイル

大文字から小文字へ
人に頼まれてtexのコンパイルをしようとしたら、思わぬところで引っかかった。まず、USBメモリの中でやろうとしたら、styファイルが見つからないと言われてしまった。よく見ると、それが大文字のファイル名になっている。Unixでは、ファイル名の大文字と小文字を区別するので、エラーが起こるのは当然である。そこで、ファイル名を小文字にしようとしたら、すでにファイルがあると文句を言われてしまった。USBメモリがWindowsフォーマットになっているために、小文字にできないようだ。なるほど。仕方が無いので、一旦ファイルをUnixのファイルシステムに移してから、小文字にしてコンパイルしたらうまく行った。なかなか難しいな。

Read more...

システムの容量

システム領域
ふと気が向いてdfをしたら、システムを入れているpartitionが98%も使用していた。aptitude cleanしたら、69%になった。 HDDは、システムを入れ替えるときに、backupの心配をしなくて良いように、システム領域と、home領域に分けている。システムには、昔の設定のデフォルトだった7Gが割り当ててあるが、debianのバージョンが上がるにつれて、必要な容量も増えてきているようだ。  もう一年ぐらいしたらwheezyが出るだろうけど、容量が足りるか心配になってきた。もう少し多めにシステム領域を取っておくんだった。

Read more...

ruby1.9でのミス

binaryデータ
ruby1.9をインストールして使ったら、プログラムが動かなかったので、1.8をインストールし直さなければならなかった。ruby1.9を使うのは久しぶりだったので、すぐに対応はできなかったが、binaryデータを数値に変換するときに、

 d[0]*256+d[1] 

としていたので、そこでバグが生じていることは分かった。1.9では、

 d.getbyte(0)*256+d.getbyte(1) 

と書かなければならない。というか、

d.unpack("n")[0]

とすべきなのだろう。でも、packのテンプレート文字は覚えていないので、仕方無いだろう。

Read more...

C言語

K and R
ようやくubuntu11.10が出たと思ってニュースを見ていたら、C言語で有名なK and Rのリッチー氏が亡くなったらしい。あの本も昔読んで、C言語が機械語にかなり近いことに感銘を覚えた記憶がある。また、ベル研にトランジスタなどと並んでC言語の本が展示してあったのも、よく覚えている。今ではCはマイコンをいじるときぐらいしか使わないが、時代の流れを感じる。

Read more...

pcmanfmの調子

lxdeのファイラー
debian squeezeのlxdeを使っているのだが、その標準のファイラーであるpcmanfmの調子が最近おかしい。時々クラッシュして、立ち上がらなくなる。ps -Aで調べると立ち上がっているはずなのだが、なにも表示されない。クラッシュするたびにPCを再起動するわけには行かないし、面倒だ。 普段は、ターミナルがあればそれほど困らないのだが、USBメモリなどをマウントするときに、面倒だ。仕方がないので、昔ながらの方法で、マウントするためのディレクトリを作って、そこに/dev/sdc1をマウントした。オプションを何も指定しないでもうまく行ったので、まずはこれで良いことにしよう。 ubuntuのpcmanfmはそれほどクラッシュしたことは無いんだけど、なぜdebianだけそうなるのだろう。

Read more...

macの隠しファイル

隠しファイルのコピー
ピリオドから始まるファイル名の隠しファイルを、フロッピーからmacに移そうとしたら、やたらと苦労した。まず、FDDのある共用のwindowsPCを使ったのだが、そのPCは、以前にウイルスに感染した事があり、その名残りなのか、隠しファイルを見るように設定しても、その設定が反映されない。そこで、隠しファイル属性を取るために、

attrib -h *.*

とすると、windowsで見えるようになる。これをmacに移すのだが、今度は、ファイル名の先頭のピリオドのために、unixの隠しファイルとみなされて、finderで見ることができない。隠しファイルを見るオプションを探したが見つからず、仕方が無いので、ターミナルからファイルの操作をするしかなかった。macはターミナルを使わないと何もできない。

Read more...

rubyに関する講演

和を計算するプログラム
gigazineにrubyの開発者であるまつもとゆきひろ氏の講演が載っていたので、読んでみた。「より簡単に」「より効率よく」「より気分よく」開発できることを目指してrubyを作ったということが伝わってきた。例として階乗を求めるプログラムの話があったのだが、ここでinjectの新しい使い方を知った。配列に含まれている数の和を求めるために、

a.inject{|s,x| s+x}

としていたのだが、

a.inject(:+)

でできるらしい。ここで、injectの引数になっているのは、二項演算子を表すSymbolである。ruby1.8.7からは、reduceでも同じ結果になるらしい。今後、和を計算するときに使うことにしよう。

Read more...

電源の入れ替え

共用Linuxマシン
以前、PCの電源が死んだため、臨時で別のPCを使っていた。そのPCはPenIIと相当遅いため、軽いDebianのLXDEでも時々動かなくなることがあった。電源をもらってきたので、以前に使っていたPCに電源をのせて、復活させた。問題は、OSをどうするかである。もともとはWindowsが入っていたが、login画面で止まってしまったので、やはりLinuxを入れることにした。すると、今度はCDROMが開かない。あとでばらしてみたら、ゴムのバンドが切れていたので、これが原因だろう。替わりのdriveも無いので、どうしようか悩んでいたが、PenIIのハードディスクをそのまま載せることにした。なぜかon boardのLANが死んでいたが、LANカードをさしたら、そのままで動いた。これで、インストールの手間がはぶけた。やはり、LinuxはWindowと違って楽である。

Read more...