エクセルによる繰り返しのない二元配置の分散分析のやり方
1.各処理の組み合わせについて、データが一つしかない場合は、繰り返しのない二元配置となります。この場合は、交互作用は検出できません。したがって、交互作用がないと考えられる2つの要因について利用します。2つの要因間に交互作用がある、あるいはあるかどうかが未知の場合には繰り返しのない二元配置の分散分析を使うと誤った結論を出す危険があります。
2.下のようなデータについて分散分析してみましょう。
3.エクセルの分析ツールを起動し、分散分析:繰り返しのない二元配置を選択します。
4.必要な情報を入力します。データ名の項目を入力範囲に入れるならば、ラベルにチェックを入れます。αには有意水準を入れます。
5.以下のような結果が得られました。この場合は行(薬)についてはP−値が1.7%なので、薬の要因については5%水準で処理による差が検出できたことになります。一方、列(餌)については5%水準で有意差はありませんでした。