度数分布の階級の区切り方
度数分布とヒストグラムの書き方
1)度数分布とヒストグラムの書き方でまず階級の間隔を決定します.
2)階級の間隔は端数のない簡単な値を選びます.とくに離散量(1,2,3というようにとびとびの値をとるデータ,物の個数,人数,地震などの回数など)の場合は,各階級に同じ数だけ離散量が入りうるようにしないと変なことになります.
 基本的には測定値の最小の刻み(測定単位)の整数倍になるように階級の間隔を決めればよいでしょう.
 例えば,人数など整数値をとるデータでは測定単位は1となります.したがって,階級の刻みは整数をとります.身長などの連続量では測定値を丸める(四捨五入する)桁によって測定単位が決まります.168.4cmというデータなら測定単位は0.1cmとなりますので,階級の刻みは0.1cmの倍数であるべきです.
 ただしあまり細かな数値を階級の範囲にするとわかりにくいので,いまいった身長の場合,1cm単位で刻んだ方が実用的です.
3)最小値,最大値はできるだけそれぞれの級のほぼ真ん中に来るようにするといいです.
4)級の両端はなるべく間違いのない数字にしたほうがいいです.例えば,身長の階級で160〜170cmとすると,160cm以上170cm未満としたら間違わないのですが,それでもぱっとみると間違える可能性があります.四捨五入を小数点第二位で行ったデータ(小数第1までのデータを対象として分級する,例:162.4cm)である場合なら,159.95〜169.95cmとしたら間違えることがなくなります.
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