96サンプル同時グロースカーブ作成法
一日目
1. 夕方(18時頃)、マイクロタイタープレートにSD-galを100μlずつ分注し、固形培地に起こしてある菌を植菌し培養する。(over night)
2. 新品のマイクロタイタープレートを、培養プレート一枚につき最低1枚準備し、蓋の裏側に曇り止めにスイマーズデミスト(山本光学株式会社)一滴を指の腹で薄く伸ばす。
3. 曇り止めを塗ったマイクロタイタープレートをクリーンベンチ内でUVに当てover night滅菌する。
二日目(山木方式)
1. 前培養した菌液を滅菌したマイクロタイタープレート(Reuseで良い)に全量移し、OD595を測定する。(この時サージカルテープを巻いて蓋をしたまま無菌的に測定し、測定に使用した菌液は以下の実験で使用する)
2. 測定したOD595を元に菌液をOD595=0.1にMQで薄める。
EX:前培菌液のOD595=0.770のとき、MQ=67μl、菌液10μl
3. リザーバーに測定したい溶液(SD-gal + α)を準備し、曇り止めを塗ったマイクロタイタープレートに90μlずつ分注する。
4. 6でOD595を0.1に合わせた菌液を10μlずつ、7のマイクロタイタープレートに植菌する。
5. マイクロタイタープレートをサージカルテープで封をし、0hrのOD595を測定する。
6. 培養にかけ、定時的にOD595を測定する。 (0hr, 3hr, 4hr, 5hr, 6hr…….)
二日目(秋廣方式)
1. 前培養した菌液を滅菌したマイクロタイタープレート(Reuseで良い)に全量移し、プレートにサージカルテープを巻く。OD595を測定する。
2. 測定したOD595の値を元に菌液をSD-Gal 培地にてOD595=0.02に薄める。
EX:前培菌液のOD595=0.770のとき、SD-Gal=750μl、菌液20μl
3. SD-gal +(*2×終濃度のカドミウムやヒ素)溶液を50μlづつ、前日曇り止めを塗ったマイクロタイタープレートに分注する。
*カドミウムの終濃度を50μMにしたいときは、100μMのSD-gal+Cd溶液を用意する。
4. 2,でOD595を0.02に合わせた菌液を50μlずつ、3.に加える(これで培地の濃度は半分に、菌体量も半分になる。
5. マイクロタイタープレートにサージカルテープをして、0hrのOD595を測定する。
6. 培養にかけ、定時的にOD595を測定する。 (0hr, 3hr, 4hr, 5hr, 6hr…….)