大腸菌ホストの取り扱い方
1. 当研究室で保有している大腸菌ホスト(2009年4月10日現在)
DH5α
2. 菌体の保存と使用
LB培地1Lあたり
トリプトトン 10g
イーストエクストラクト 5g
NaCl 10g
NaOHでpH7.2〜7.5にした後、オートクレーブ
LA培地
LB 1L
100mg/mlアンピシリン溶液を 1ml
TB培地1Lあたり
トリプトン 12.0g
イーストエクストラクト 24.0g
K2HPO4 9.4g
KH2PO4 2.2g
Glycerol 4 ml
SOB培地1Lあたり
Bacto
Tryptone 20g
Yeast
Extract 5g
5M NaCl 2 ml
2M KCl
1.25 ml
60℃以下に冷めてから1M M MgSO4 を1/100量、1M
MgCl2を1/100量加える。
SOC培地1Lあたり
SOB培地1 literに10
mlの2M グルコース溶液を加える。冷蔵保存し無菌的に利用する。
★アガーを加える場合(1Lあたり)
15g (1.5%)
3.
保存法と使用法
各菌体に適した培地3mlで一晩培養した菌体を集菌し、800μlの同一の培地で懸濁してマイクロチューブに移す。これに200μlのグリセロールを加えてよく混合し、−80℃で保存する。半永久的に保存できる。
使用に際しては、よく焼いた白金耳を直接ストックチューブに刺し、凍結金の塊をかきとって、画線培養を行い、増殖してきた菌を用いてコンピテントセルの調整などを行う。