ビーズを用いたスプレッド法

 

 形質転換後の酵母はビーズを用いて培地に塗布する。大量の場合はスポットでも良い。培地に懸濁液を数十μl滴下して、ビーズを適量(数十個)入れて平行に振る。向きを変えながら30回ほどふれば十分である。ビーズがシャーレの周囲を回ってしまう場合はうまく塗布できていない。塗布後はビーズをエタノールの入った容器へ捨てる。

 塗布後は2日目の夜〜3日目にコロニーが出てくるので、シングルコロニーアイソレーションを行う。1つのコロニーを爪楊枝で取り、新しい培地へストリークしてその培地をマスタープレートとするのが普通。正確さを求める場合はコロニーダイレクトPCRをすると良い。1週間たってもコロニーがでない場合は諦めた方が良い。