96サンプル同時プラスミド抽出法
1. 二枚のプレートに750μlのTB培地を加え、大腸菌を植菌して終夜培養を行う。37℃で19時頃から朝9時までが適当。900rpmでエアレーションする。
2. 3500rpm(1500xg)で10min、室温で遠心。
3. この間にサンプル番号を書いたチューブをサンプルの数だけ用意する。
4. 上清を捨て、キムタオルで余分な液を取り除く
5. 片方のプレートにPDA1を100ul加える。良く撹拌してペレットを懸濁する。
6. 30xgで軽く遠心し壁についた液を落とす(ペレットを作るためではない)。
7. ピペットマンでもう一枚のプレートに液を移し、良く撹拌してペレットを懸濁する。
8. 100ulのPDA2を加え、シールで厳封する。
9. ゆっくり10回上下転倒する(真横に傾けるくらいでも良いがしっかり溶菌する)。
10. 2分間放置。
11. 150ulのPDA3を加え、新しいシールで厳封する。
12. 10回上下転倒する(中和反応)。
13. ブルーチップでエッペンチューブに全量を移す。
14. 15000rpmで10分間遠心する。
15. 0.35ml Plasmid Binding Plateを96穴2ml sample plateにセットする。
16. 14.の上清300ulを15.の上にアプライする。出来るだけペレットを入れないように。
17. 3500rpmで5min室温で遠心する。
18. フロースルーを捨てる。
19. 250ulのW1 Bufferを加えて、3500rpm 5min 室温で遠心する。
20. 250ulのWash buffer を加えて、3500rpm 5min 室温で遠心する。
21. フロースルーを捨てる(キムワイプで完全に)。
22. 3500rpm 10min 室温で遠心する(プレートの乾燥)。
23. 8連の新しいPCRチューブにElution Bufferを加えて、50ulづつプレートにアプライし、2分間放置する(溶出)。
24. 0.35ml Plasmid Binding Plate を96 well PCR Plate にセットし、3500rpmで5min 室温で遠心し溶出する。
25. 溶出液を新しい8連のPCRチューブに全て移し、蓋をしっかり閉めて−30℃で保存する。
26. 2ulを電気泳動しPlasmidの抽出を確認する。ノートに結果を貼り付ける。