卒業後の進路(これまでのもの)

2016年度以前にアップした「教壇に立つ卒業生より」をまとめました。寄稿の先生の氏名や勤務校名は,執筆時,アップデート時のままですので,その旨お含みおきいただき,ご覧ください。

教壇に立つ卒業生より

女鹿田 麻由先生(島根県奥出雲町立横田中学校教諭)

平成27年度 教員採用試験島根県中学校音楽・現役合格

女鹿田先生.jpg2015年4月から奥出雲町立横田中学校に勤務し,全学年の音楽科の授業,吹奏楽部顧問,1年副担任をしています。勤め始めてまだ2ヶ月で,わからないことばかりですが,周りの先生方に支えていただき,また生徒達から元気をもらって充実した日々を過ごしています。
 島根大学で過ごした4年間をふりかえると,専科として取り組んできたサックスは私にとって大きな壁でした。なかなか上達せず,サックスを見ることさえ嫌になった時期もありました。それでも音色を追求することだけは自分らしくこだわり続け,4年間サックスと向き合い続けました。
中高生の楽器指導に携わったり,指揮をさせていただいたりとサックスを続けていたからこそできた繋がりも多く,教員になりたいと改めて思ったきっかけにもサックスが関わっています。同時に在学中から,生徒と一緒に音楽を奏でる喜びを感じることができました。
 まだまだ未熟ですが,教員になり,生徒と共に音楽の素晴らしさを感じ,授業ができる喜びを噛み締めながら,島根大学で培ったものを生かしていきたいと思います。(2015年6月20日掲載)

田室 雛衣 先生(島根県江津市立津宮小学校教諭)

平成27年度 教員採用試験島根県小学校・現役合格(大学院修了時)

 大学院を修了してすぐの,2015年4月から江津市立津宮小学校に勤務しています。市内では1番大きな全校児童350名の学校で,4年生の学級担任をしています。試行錯誤の毎日ですが,子ども達の笑顔と,同僚の先生方の優しさに支えられながら,忙しく充実した毎日を送っています。田室雛衣先生.jpg
 大学院では小学校音楽科の「音楽づくり」について研究をしました。「子どもたちの思いや意図を表現するには」という課題にじっくり向き合った2年間でした。先行事例の分析や教材開発を繰り返し,附属小学校で自分の考案した授業を行ったことなど,実践的な研究の中で学んだことは,音楽という枠を越えて,今の私の大きな力となっています。
 実際に教職に就いた今,これまで想像していた以上に,自分がどうしたいのかを常に問われているように感じます。絶対こうすべきだという正解がない中で,戸惑いながらも熟考を重ね,勇気を持って実践する。そして,その実践から多くのことを学び,さらに改善を重ねる。今はまだ,そういう試行錯誤の繰り返しの日々ですが,大学院で追究する姿勢や忍耐力,そしていつでも相談し合える大切な仲間を得たからこそ,どんなに厳しい状況になっても,負けずに立ち向かうことができているのだと強く感じます。今後も,子ども達が自己を表現することの楽しさやおもしろさを感じられる学級づくり,授業づくりができるよう,学び続けていきたいと思っています。(2016年1月7日掲載)

田室雛衣(たむろ ひない)
島根県江津市出身。2013年3月 島根大学教育学部音楽教育専攻(フルート専科)卒。2015年3月 同大学院教育学研究科修了。大学院では成績優秀による奨学金返還免除対象者に選出された。

森田 直子先生(兵庫県多可町立加美中学校教諭)

平成26年度 教員採用試験兵庫県中学校音楽・現役合格

20140616_095712.jpg2014年4月から兵庫県の多可町立加美中学校に新任として勤務し,音楽科,担任,吹奏楽部副顧問をしています。慣れないことばかりですが,周りの先生方に支えていただきながら,明るく素直な生徒たちと共に充実した毎日を過ごしています。
 島根大学在学中はピアノを専門に勉強していました。なかなか思うように上達せず,周りと比べてしまって悩むこともありました。しかし,様々な作曲家の曲に触れ,新たな音楽と出会うことにより,音楽やピアノ,また練習に対する考え方が大きく変わりました。ウィンドアンサンブルの授業ではクラリネットを演奏し,またトランペットのレッスンを受けるなど様々な楽器にチャレンジすることができた4年間でした。
  1000時間体験ではオーケストラ部の指導にも携わりました。多くの専門科目やさまざまなことに挑戦できる島根大学のカリキュラムにより,学校現場で生かせる実践力が身に付いたと感じています。
 生徒たちはいろいろなことに興味を持ちながら取り組んでくれます。その意欲をより高め,「歌うことって楽しい!」「楽器演奏って楽しい!」と思ってくれる授業を作っていけるよう,大学生活で学んだことを生かして成長していきたいです。

易 日向子先生(岡山県立早島支援学校教諭)

平成25年度 教員採用試験岡山県特別支援学校・現役合格

易日向子(早島支援学校).jpg 2013年4月から岡山県立早島支援学校に勤務し,肢体不自由部中学部1年の担任をしています。早島支援学校では単一障害の生徒に対して,中学校に準ずる教育の授業を行い,重複障害の生徒に対しては,うた・リズムの授業や自立活動の授業を行うなどしています。忙しいながらも,充実した毎日を送っています。
 島根大学教育学部音楽教育専攻在学中は,オーボエを専攻し,日々練習に勤しんでいました。とにかく,自分の納得のいくまで音楽に向き合う毎日でした。オーボエのリードは上手く作れないし,授業はたくさんあるし,それはそれで大変でした。しかし,今やりたいこと,目の前にある課題を一生懸命やってきた結果,夢に一歩一歩近づき,特別支援学校の教員になることができました。また,1000時間体験学修の一環として,週2回参加していた市内の支援学校の音楽の授業サポーターとしての経験も,今の私の力につながり,貴重な財産となっています。
 実際に現場に立ってみて,「音楽とは何か」「音楽は私たちにとってどのような存在なのか」という音楽の真髄を問われているように感じます。答えはまだまだ見つかりませんが,その問いを考えるための基礎を築いてきたのが大学生活だったように思います。
 肢体不自由の生徒たちは,私よりずっと音楽をよく聴いていて,何より音楽を愛していると感じています。生徒と一緒に「音楽って楽しい!」「音楽って幸せ!」と感じる時間をたくさん持ち,答えを探していきたいと思っています。

持田諒子先生(島根県益田市立中西中学校教諭)

平成24年度教員採用試験島根県中学校音楽・現役合格

持田諒子.jpg 私は,平成24年4月から益田市立中西中学校に勤務しています。全学年の音楽科と家庭科の授業,吹奏楽部顧問,3年副担任として,忙しいながらも充実した日々を送っています。
  私が島根大学教育学部音楽教育専攻で過ごした4年間は,専科のクラリネットを中心に,ひたむきに音楽に打ち込んだ時間でした。クラリネットの個人レッスンや公開実技試験,オーケストラや吹奏楽の授業を通して演奏技術を磨きました。また,様々な講義を積極的に履修し,音楽知識の習得に励みました。授業がない時や休日は,中学校の部活動に出向き,クラリネットの指導をしたり,ジュニア吹奏楽団の指揮をしたりして,子どもたちに音楽を教える経験を積みました。時には,大きな壁にぶつかり,音楽と向き合うことがしんどいと感じる時期もありましたが,同じ音楽教育専攻の仲間や先生方に助けられ,乗り越えることができました。
 今は,大学時代に培った音楽の技術や知識,感性を最大限に活かしながら,生徒に「音楽っておもしろい!」と感じさせる授業や部活動を目指して試行錯誤しています。これからもクラリネットの演奏を続け,生徒ともに音楽のすばらしさを探究していきたいと思います。

高橋勇気先生(島根県出雲市立斐川西中学校教諭)

平成23年度教員採用試験島根県中学校音楽・現役合格

takahashi.jpg 私は2011年春から教諭として出雲市立斐川西中学校に勤務しています。音楽科の授業や吹奏楽部の顧問、学級担任として生徒とかかわり、生徒とともに学びながら充実した日々を過ごしています。
 島根大学教育学部音楽教育専攻での4年間は、金管楽器のテューバを専攻しました。自分の専攻楽器を通して音楽と真摯に向き合い、音や音楽に対する感性を磨くことができたと思います。また、多くの小中学校の部活動指導に行ったり、自分たちで立ち上げたテューバアンサンブルの団体の演奏会をおこなったりするなど、毎日のように音楽にふれ、音楽から多くのことを学びました。自分の専攻をもち、それをとことん追求していくことができた学生時代は、今の自分の支柱になっていると感じます。
  現在、音楽科の授業や吹奏楽の指導を行う際には、音楽教育専攻で学んだことのすべてが活かされているように感じます。たくさんのレッスンで身に付けた技術、合唱・合奏法の授業で磨いた耳、音楽史や音楽理論の授業で学んだ知識をすべて活かし、自分の思いを加えて生徒に伝えるよう心がけています。

牧野友美先生(岡山県真庭市立川東小学校教諭)

平成23年度教員採用試験岡山県小学校・現役合格

makino.jpg 私は、出身地である岡山県の教員となり,2011年4月から真庭市の川東小学校に勤務しています。豊かな自然と伝統のある学校で2年生の担任をしています。試行錯誤の毎日ですが、先輩教員や保護者、そして明るく素直な子ども達に支えられ、充実した生活を送っています。
 私は在学中、主専攻は音楽教育、副専攻は初等教育を専攻していました。両立は大変でしたが、専攻の講義やレッスン、合唱などの演習は音楽の専門性を高めることができました。私の専科は声楽でした。レッスンでは、特に発声方法や歌曲の指導をしていただき,学年が上がるごとに徐々にレベルアップし,卒業試験を目標に難易度の高い曲にも取り組みました。また,学習指導要領など,教職に不可欠な内容についても丁寧に教えていただきました。
 今,小学校の教員として働いていますが、音楽教育専攻で学んだ専門性は音楽の教科指導や学習発表会等の学校行事で活かされ、私の強みになっています。これからも大学で学んだことを活かし、さらに研究していきたいと思っています。
 松江は堀川に囲まれた松江城に代表されるように観光地が多く、街全体も綺麗に整備され、過ごしやすかったです。美味しいものもたくさんあり、楽しい学生生活でした。

名簿登載延長制度で教職大学院に学ぶ

藤井美沙さん(東京学芸大学教職大学院1年)

平成24年度教員採用試験・東京都・小学校現役合格


藤井美沙.JPG私は,2012年4月から東京学芸大学教職大学院に進学し,日々研究に励んでいます。昨年,東京都・小学校の教員採用試験に合格しましたが,東京都には教職大学院進学者のみ採用を延長する,名簿登載延長制度があるため,さらに2年間研鑽を積んでから教員になるという道を選びました。
 教職大学院では,現場経験のある先生方と共に講義を受け,グループワーク等を行っています。最初は,なかなか発言できず,後ろ向きになることもありましたが,2年後は確実に教壇に立つことを常に意識し,課題と向き合っています。
 私は島根大学教育学部音楽教育専攻で,声楽を専科としていました。日々の練習,レッスンの往還,公開実技試験で感じるのは劣等感ばかりで,「小学校希望だから実技はもういい」と逃げたこともありました。そんな時,「小学校こそ先生の歌が上手いほど,子どもたちは授業に惹かれていく」という先生の言葉により,考え方が変わりました。
 私が島根大学教育学部音楽教育専攻で得たもの。一つは「自分は自分」―自分のペースで頑張ればいいということ。もう一つは「あきらめない」―そうすれば、自分だけでも納得できる努力や成果が得られるということ。
 自分のペースで励んだ島根大学教育学部での4年間を無駄にしないよう,今後も向上心を忘れず,邁進していきたいと思います。