20184月(2018年度入学生)から新しい農林生産学科での教育・研究がスタートします。

農林業による豊かな暮らしの実現

島根大学生物資源科学部

農林生産学科

2018年度入学生向け学科紹介

   (新)農林生産学科の情報です。

   詳細は学部パンフレットをご参照ください。

☆学科の紹介

農林業生産による豊かな人間生活の実現を目指して,農産物及び林産物に関する持続可能な生産技術と経営・経済について教育と研究を行う学科です。資源作物・畜産学,園芸植物科学,農業経済学,森林学の4つの教育コースからなる本学科では,相互に連携したカリキュラムにより農林生産学全般を広く学びつつ,各コースの専門的な知識・技術の修得を図ることができます。自然,生物,食に関して興味がある人を求めており,将来,農林業自営,JAなどの農林業団体の職員,種苗・食品・医薬・環境・機械などの農林関連企業における技術職・営業職,国や地方の公務員,中学・高校の教員などとして活躍されることを期待しています。

 

☆教育の特色

豊かな自然環境に恵まれた山陰地域という立地条件を活かしたフィールド学習を含む幅広いカリキュラムを通して農林業とそれを取り巻く生態系と地域社会について総合的に学びます。さらに,農林生産学を代表する4つの教育コースのうちの1つを選択する2年次からは,先端的研究を行う教員による専門的な講義,実習,卒業研究の指導を通して,深い知識と高い技術を身に付け,農林業,食品,医薬,環境,地域,学術研究などに関わる将来の進路選択に備えます。

 

資源作物・畜産学コース

園芸食物科学コース

人の主なエネルギー供給源となるイネなどの資源作物及び家畜の肉,乳の安定的な供給と持続可能な生産を目的とした理論,技術を修得し,作物・動物の生産に特化した専門的な知識と理解を深め,それらに関する応用力を養うと共に,地域の農畜産物の生産現場に合わせた食料生産の向上を視野に入れた講義,実習,実験を行います。

 

果物,野菜,花などの園芸植物を材料とし,植物資源開発,植物工場,園芸植物利用における専門知識について教育すると共に,地域の自然環境を活かした園芸植物の効率的生産,品質改良,6次産業化などに関するフィールド実習及び研究を網羅した特色ある教育を行うことで園芸生産や利用分野で活躍する技能を有した人材を育成します。

 

農業経済学コース

森林学コース

農と食のマーケティング,6次産業化,農家経営,農業の担い手,アグリビジネス,地域活性化,地域資源管理,途上国発展など,食料,農業,農村をめぐる諸事象について総合的に理解し,社会科学の視点から独自に考察・提案できる能力を備え,国内,国外,農村,都市を問わず持続可能な地域社会の創造に貢献できる人材を育成します。

 

私達の暮らしに欠かせない森林・林業について教育と研究を行います。森林の育成と保全・計画,林内環境,森林利用のための林業機械,地理情報システム・GPS・ドローン・人工衛星を利用した森林の調査と管理,森林を取り巻く政策・経済,再生可能なエネルギー利用,野生動物管理など,森林を総合的に学ぶことができます。

 

☆各コースの紹介

資源作物・畜産学コース

農畜産物の生産性向上を通して人類の食を支える

園芸食物科学コース

園芸植物の高付加価値化の実現

国内外の農業は,地球温暖化に伴う環境変動,生産者の高齢化,関税の引き下げ・自由化に伴う国際競争といった多様で深刻な問題を抱えています。資源作物・畜産学コースでは,人類の主たるエネルギー供給源となるイネ,ダイズ,サツマイモなどの資源作物やウシやヒツジといった家畜に焦点を当てて,こうした自然・社会環境の変化に起因する農業問題の解決に貢献できる人材を育成します。12年次において講義,実験,実習を通して農畜産物の生理・生態的特性や管理技術など,生産に必要とされる専門知識,理論,技術を学んだ上で,34年次からは気象,土壌などが収穫量や品質に及ぼす影響の解析,有用微生物を利用した栽培技術の開発,動物の栄養・生理的な特性の究明,家畜飼料の開発,肉・乳の効率的生産及び品質向上を目指した研究に取り組みます。

 

人々が豊かな生活を送る中で,園芸作物に対する色,形,香り,そして食味などの様々なニーズが増加しています。また,消費者の健康や食の安全,地域ブランドに対する関心の高まりもあります。園芸植物科学コースでは,ブドウ,カキ,メロン,イチゴ,ダイコン,トマト,サクラ,ツツジといった果物,野菜及び花を主な対象とし,栽培管理・作型,育種・遺伝資源,貯蔵・加工,機能性・特産品開発などについて学びます。1,2年次において講義,実験,実習を通して園芸植物の生理学や遺伝学の基礎的知識をはじめ,育種法や栽培技術に関する専門知識を学びます。3年次からは課題研究に取り組み,栽培試験や品質調査をはじめ,機能性成分分析や遺伝子解析なども行い,園芸植物の品種開発や高付加価値化に向けた栽培・加工技術の改良を目指します。

農業経済学コース

豊かな農村社会を社会科学から創造する

森林学コース

森林の育成と保全,林業の発展に貢献する

生物資源科学部の中で唯一,社会科学を広く学ぶことができるコースです。1,2年次には,農村見学,農村調査分析論,食農市場セミナーで社会調査を経験します。2,3年次には,経済学の基礎理論を端緒として,食・農業・農村の問題解決に向けた経済学・経営学・政策学・社会学・歴史学などの応用理論を学びます。3年次からは,各自の関心や目的に適った研究室に分属し,教員の指導の下,学生自らが研究テーマを設定し,フィールド調査や文献調査を行い,科学的分析・論考を重ねて,卒業研究にまとめていきます。基盤科目で自然科学の科目を広く選択できる他,農学に関する科目を専門科目として履修でき,農業関係の職に就きやすいように配慮されています。また,文系・理系両方の分野を学んだことを就職活動の強みにすることもできます。

 

1年次には大学4年間の基盤となる科目と共に,森林学の入門科目を履修します。2年次になるといよいよ森林学の講義に加え,大学の演習林や地域のフィールドに実際に出て実習を行います。それは3年次になるとより専門化し,一方で,専門と専門を繋いだ応用編としての実習に引き継がれます。同時に,セミナー形式で自らの興味を掘り下げていき,卒業研究のテーマを考えていきます。本コースは,卒業研究を必修としています。3年次の後期から卒業研究の計画を始め,調査・研究を行い,4年次の秋に中間発表,冬に卒業論文を書き上げ,最後に4年間の成果として発表会を行います。森林学を総合的に学び,自ら卒業研究に取り組むことで,森林・林業関連の公務員,事業者の職員として必要な力を身に付けることができます。