対応のない2標本に関するエクセルでのWelchの検定
次の2つの標本の平均についてt検定しましょう。
1.エクセルの分析ツールを起動させます。
2.t検定:分散が等しくないと仮定した2標本による検定を選択します。
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3.必要な情報を入力します。ここは等分散を仮定したときのt検定と同じです。
4.次のような結果が出てきます。この場合は両側確率が0.0327なので、5%の有意水準で帰無仮説は棄却できますが、1%の有意水準では棄却できませんでした。
 そこで検定の結論は5%の有意水準で2つの標本の平均には差があると判断できるが、1%の有意水準では差があるとはいえないとなります。(差があるといえないという言い方に注意。あくまでも統計的検定では反証を示すだけなので、差がないという反証とするにはデータが十分な力を持たないことをいっているだけです。