対応のない2標本に関するエクセルでのt検定
次の2つの標本の平均についてt検定しましょう。
1.エクセルの分析ツールを起動させます。
2.t検定:等分散を仮定した2標本による検定を選択します。
3.必要な情報を入力します。変数1の入力範囲には標本Aのデータの範囲を入力します。仮説平均との差異は平均が同じであることを検定するので、0を入れます。もし2つの標本の平均に2だけの差があるという仮説を検定するなら、ここに2を入れることになります。α(有意水準)は0.05や0.01など自分の設定した値を入れます。
4.下のような結果を得ました。
P(T<=)両側という項を見ると、帰無仮説が正しい(2つの標本の平均が同じである)とすると、今回のデータくらい2つの標本の平均が離れる確率は0.00857という低い確率であるとわかります。したがって、帰無仮説は棄却され、対立仮説(2つの標本の平均は異なっている。)を採用します。
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5.P値をエクセルの関数を使って,計算する方法もあります.この場合,まずt値を先に計算する方が間違えないかもしれません.