対応のある2つの標本に関するエクセルでのt検定
対応のある次の2つの標本のデータについて、平均が等しい(あるいは差が0である)かどうかを検定します。
帰無仮説は2つの標本の平均は等しい(あるいはそれぞれのペアの差を取ったときに差の平均は0である)となります。
1.エクセルの分析ツールを起動し、t検定:一対の標本による平均の検定を選びます。
2.必要な情報を入力します。変数1と変数2のデータは対応するようにエクセルに入力しておかないと正しい結果を得られません。ここで仮説平均との差異に0を入れると2つの標本の平均が同じであるかという帰無仮説を検定しますが、2つの標本のある一定の差があるかどうかを検定したときはその値を入れます。例えば、同じ羊を調べて、体重がどれだけ増えたかを検定するときなどです。
3.以下のような結果を得ました。ここではP両側を見ると、両側検定で帰無仮説が正しいとすると、今回のデータくらい2つの標本の平均が外れる確率は0.044となります。したがって、帰無仮説は5%の有意水準では棄却されます。しかし、1%の有意水準では棄却されませんでした。
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