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閉ざされた宇宙空間に人間を閉じ込めるならば酸素の量が収容人数を決定するのかもしれません.地球にすむ人間が必要なものはたくさんあるので,どれを重視したらよいかを考えてみましょう.何を重視したかによって収容可能な人数に差が生じたのかもしれませんから.しかし,それだけでしょうか?それだったら今の人口よりはるかに少ない人数しか地球は収容できないという結論はでないでしょう?ではどう考えたのでしょうか?
まりヒントを出すと簡単すぎるのでヒントはこの程度にします.新人口論を読めばすぐに答えはわかりますが,それでは考えることにならないので,自分でまず考えてみましょう.

2.日本で可能な限り食糧を生産したならば,維持可能な人口は何人かを理由を添えて,推計しましょう.
例:江戸時代後半の日本人の人口は約3200万人,北海道は除くから,北海道の面積を比例配分して,約4000万人.
 作物の収量の限界を太陽エネルギーを中心とした気象要因,土壌などから議論します.光合成に関するいくつかの計算演習もとりあげます.

予習課題
1.地球にはどれだけの人間が住むことができるだろうかという議論をまとめた著書(新人口論ジョエル・コーエン,農山漁村文化協会)によると以下のように多くの識者による地球が維持できる人口は分布しました.現在の人口よりはるかに少ない人口を予測した人,あるいは十数倍も維持可能だとした人もいます.彼らの予測根拠は何かを考えましょう.
5月19日 第6回 収量の限界はどこまでか?

江戸時代に比べたら科学の発展でもっと食糧を生産できるのかもしれません.でも江戸時代だって,近海から魚をとり,食用だけでなく,魚油を絞り、油を灯火に使い,絞った粕を肥料にしていたのです.今さらそんなことができるのかというくらい海の生態系も危機的かもしれません.それ以外にいろいろ考えることがありそうです.これもあまりヒントをかくと考えなくなりますから,この程度にしておきます.