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第7回 注目されるバイオマス―過去・現在・未来(5月22日)
予習課題
1.石油化学工業が登場するまでは人類は生活に必要なものの大半をバイオマス由来の材料から得て,作ってきた.

1) 石油製品に取って代わられたものをできるだけ上げよ.
 例 米→石油で作った人工タンパク質

ヒントはありません.身の回りを見渡して,これは昔はどうだったのだろうかと考えてみましょう.

2) しかし,石油資源の枯渇が予測され,かつ地球温暖化の元凶である二酸化炭素などの温室効果ガスの排出を抑制するために石油由来の物質を今度はバイオマスに置き換える動きもでてきた.@で示した矢印の逆を行くだけでなく,人類は石油から始めて合成したものも多い.そのようなものからバイオマスで作ろうと現在,進められているものをいくつか挙げよ.
 例 石油で作った紙→木材で作る紙

これもヒントはありません.身の回りを見渡して,これは植物か動物で代用できるだろうかと考えてみましょう.

3) 以下の数字(統計あるいは推定値である)から日本および世界のバイオマス利用やそれ以外の資源(石油など)の将来像をみながら,これまでに温暖化防止対策などのために自分がやってきたこと,これからは新たにやりたいことを述べよ.

 日本の自然(農耕地と森林)が生み出すバイオマスの総量 3億7千万トン
 食品廃棄物の発生量 1940万トン(1996年)
 プラスチック生産量 1400万トン(2004年)(石油消費の6%程度)

以下のリンクにはバイオマス利用に関わるデータが掲載されています.

自動車に使われる石油の量が日本ではほぼ横ばいになっているのに,アメリカと中国は激増しています.
日本のエネルギー消費動向です.自動車による輸送が大きく増えていることがわかります.
現在の運輸部門でのエネルギー消費割合です.ガソリン車がいかに大きいかがわかります.
バイオマスエネルギー利用の動向をまとめたものです.はたして日本の植生だけで日本のエネルギーはまかなえるのでしょうか?l
プラスチック処理促進協会のパンフレットです.どれだけ多くのプラスチックを何のために使っているのでしょうか?
プラスチックの用途別のグラフです.レジ袋に代表されるフィルムシートが多いことがわかります.