エクセルを用いた大標本の母平均の区間推定

 標本数が十分に多いときは,標本の標準偏差を母集団の標準偏差と同じであるとみなしてもよいので,正規分布を利用して,母平均を区間推定できます.
 信頼率p%における母平均の区間推定をエクセルで行うには以下の式を使います.
 標本数n,標本平均m,標本標準偏差s,標本の標準誤差SEとすると,信頼率p%における母平均μの区間推定は,
 NORMINV((1-p/100)/2, m, SE)<μ<NORMINV(1-(1-p/100)/2, m, SE) 
 あるいは
 NORMINV((1-p/100)/2, m, s/SQRT(n))<μ<NORMINV(1-(1-p/100)/2, m, s/SQRT(n)) 
で計算できます.
例題:100個のトマトの重さを量ったときに平均120g,標準偏差10gだった.
95%信頼区間と99%信頼区間をつけて,母平均を推定せよ.
95%信頼区間の計算は以下のようになります.
99%信頼区間の計算は以下のようになります.
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