植物発育論第9回 花成と環境 予習のページ

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1.一年に決まった時期に花を咲かせる植物が一般的である. 本やインターネットなどは使わないで,以下の季節に咲く花を,自分の思いつくものからいくつか列挙しましょう.

春に咲く花をいくつかあげよ.
夏に咲く花をいくつかあげよ.
秋に咲く花をいくつかあげよ.
季節の花300へのリンク

 ほとんどの学生は春,夏,秋に咲く花をいくつかすぐに答えられるとは思いますが,思いつかなかった人は授業の後でインターネットで検索してみましょう.以下のリンクでも季節の花が写真付きで紹介されています.

季節の花百科へのリンク
季節の花〜花のある暮らし〜へのリンク
2.植物が毎年,同じ季節に咲くようにするために周りの自然環境から感じ取っている環境要因を列記した以下のリストの各項目について,重要だと考える要因を3つまで◎,関係すると考える要因には○,関係しないと考える要因には×を(   )に入れましょう.

(   )気温  (   )湿度  (   )光の波長  (   )光の強さ・明るさ 
(   )風速  (   )風向  (   )昼の長さ  (   )夜の長さ 
(   )土壌養分  (   )土壌水分  (   )雨  (   )土壌pH
(   )雑草  (   )病原菌  (   )害虫  (   )二酸化炭素

 予習のヒントはとくにありません.自分で考えてみましょう.
 自分がもし自然の中(山,谷,平原など)で生きている植物だとして,春に咲くならどうすればよいかを考えてみましょう.季節の変化をどのようにして捉えることができるでしょうか?人間なら目で見て,頭で自然の変化を記憶することができますが,植物にはどこまで自然の変化をとらえ,覚えておくことができるのでしょうか?

3.1.で自分があげた花(季節はどれでもよい)から1つを選び,2.で◎をあげた環境要因を使ってどのような仕組みで花が決まった季節に咲くのかを具体的に述べましょう.
 
 選んだ花(          ) と咲く季節(       )
4.次の作物のもともとの旬・収穫期はいつかを書きましょう.
いちご
ぶどう

2.であげた環境要因を植物がどのように認識しているのかを自分で考えてみましょう.
以下のホームページでは桜がなぜ春に咲くのかを説明しています.

桜はなぜ春に咲くか(学研サイエンスキッズ)へのリンク

植物がいつ咲くのか,そしてどのようにして咲く時期を決めているのかがわかると,逆にある植物を人間が都合のよい時期に咲かせることが可能になります.その結果,もともととは違った季節にその植物の花や果実をみることの方がむしろ一般的にさえなることさえあります.

農家自身によるイチゴの促成栽培の説明へのリンク
イチゴの花芽形成についてかなり詳細な解説へのリンク
(リンク切れ)島根県のブドウ,デラウエアの話へのリンク むかしは7,8月ぐらいに食べていたのに今では・・・