エクセルによる相関係数の求め方
1.エクセルによって相関係数を計算する方法2つあります。1つは分析ツールを使う方法、もう一つは関数を使う方法です。
2.関数による相関係数の求め方。
 1組だけのデータセットについて相関係数を求めるのであれば、関数を使うのが簡単です。 下のような北半球各地点での1月と7月の平均気温の相関係数を求めましょう。
3.下のような式を使えば、相関係数が0.543962であることがわかります。
4.分析ツールを使う方法は次の通りです。
5.ツール→分析ツールを選択します。
6.相関を選びます。
7.必要な情報を入力します。
8.以下のような結果を得ます。1月と7月の平均気温の相関係数は0.543962と求められました。
9.分析ツールでは一度の何組ものデータセットについて相関係数を求めることができます。下の表は北半球各地点での各月の平均気温を表しています。どの月とどの月の相関が高いのでしょうか?あるいは低いのでしょうか?これをエクセルは一度に計算します。
10.エクセルで計算した結果は次の通りです。
 これをみると月と月の間隔が大きいほど相関は小さくなります。隣り合う月では相関は極めて高くなりました。4月や10月はどの月ともかなり相関が高いのに対して、1月や7月は離れた月では相関が高くありません。
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11.生物統計学授業用データ集のエクセルファイルには100個以内のデータセットであれば,入力するだけで相関係数を算出するシートもあります.