エクセルを用いた二項分布の計算の仕方
 エクセルではCOMBINという二項係数を求める関数があり、これを利用すると二項分布の計算ができます。
 二項分布は、大きさnの標本で、事象Eの起こる確率をpとするとき、そのうちx個にEが起こる確率を示します。一般式は
 px=nCxpx(1-p)n-xであり、ここでnCxを二項係数といいます。
 
 nCx=n!/(x!(n-x)!)
 
 下のエクセルシートではさいころを10回振ったときに1が何回出るかをエクセルで求める計算式です。ここではn=10, p=1/6であり、確率変数xは0〜10をとります。
 いろいろな二項分布を計算してみましょう。n=10のときにpをいろいろ変えたときに二項分布はどうなるかを、自分でエクセルを用いて計算してみてください。下のような結果となります。
これをグラフに書くと下のようになります。
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エクセルにはさらに二項分布を直接計算する関数もあります.
大きさnの標本で,事象Eの起こる確率をpとするとき,そのうちx個にEが起こる確率は
BINOMDIST(x, n, p, false)で計算できます.
実際の計算は下のようになります.