●主な授業
1. 心の不思議(1年生以上・学部横断)
感覚・知覚・認知心理学の教養(入門・基礎)の授業です。
主に錯視、視覚、聴覚・嗅覚・触覚、注意の話と錐体、杆体、網膜や脳などの生理学的な話をします。
蛇の回転錯視や白金青黒ドレスなどの錯視や視覚現象の話も出てきます。
2. 知覚・認知心理学T(主に1年生)
知覚・認知心理学の専門的授業です。
主に知覚・認知心理学全般の内容の本の1章分を読んで受講生が1人であるいは2人組で授業して質問にこたえます。
錯視、立体視、視覚、聴覚、顔知覚、時間知覚、嗅覚、注意、感性、記憶、情動、音楽認知、実験美学、
意思決定、推論・問題解決、脳波、fMRIなどの知覚心理学、認知心理学、生理心理学の授業が行われてきました。
(注)公認心理師の必修授業でもあります。
3.心理学実験演習U(主に2年生)
蘭が担当のクラスは教員が紹介した錯視の中から各班で錯視を選んで、実験計画をたてて、実験準備をして、実験を行い、
データ整理をして、統計分析を行い、パワポ発表して、卒論形式の実験レポートを書きます。
2019年度は主観的輪郭、トロックスラー効果、明るさの対比、文字列傾斜錯視、色の残像の実験などが行われました。
4. 知覚・認知心理学U(主に2年生)
知覚・認知心理学の専門的授業です。
主に知覚・認知心理学・認知科学の論文を読んで受講生が論文紹介を行い、質問にこたえます。
大学院志望の方には英語論文を紹介する方もいます。
5. 心理学研究法T (主に2年生)
実験法、質問紙調査法、面接法など心理学の実験方法を学ぶ。
(注)実験心理分野の指導教員のもとで卒業論文の研究を行う方の卒業必修授業でもあります。
6. 実験心理学研究T(主に3年生)
主に知覚・認知心理学の個人研究(卒業研究(仮)も含む)のテーマを決めて、実験計画をたてて、
実験準備をして、実験を行う授業です。
(プログラミングも一部行います。)
研究者志望の方、卒業研究を行う分野が決まっている方、あるいは
就職活動シーズンは就職活動を優先したい方など、卒業論文の研究を
はやめに進めたい方は3年前期の最初から研究を始めることもできます。
○2020年度は錯視の研究3件と注意研究1件が行なわれました。
○2019年度は感性の研究1件と視覚の研究1件が行なわれました。
7. 認知心理学研究 (主に3年生)
卒業論文の研究の予備実験、実験1あるいは実験2を行ないます。
○2020年度は視覚の研究2件が行なわれました。
○2019年度は感性の研究1件と視覚の研究1件が行なわれました。
8.総合心理学演習*(主に4年生)
卒論生がそれぞれ感覚・知覚・認知心理学・感性学の研究・実験を行なって卒業論文を書きます。
注:当心理学コースは卒業論文は必修です。
当研究室の卒論指導は教員1名とゼミ生全員参加の研究会形式で行っています。
当研究室では、基本的には、卒論生が自主的に研究テーマを探し、実験計画をたてます。
研究の分野と研究の完成度と卒論生の意欲によっては
学会発表・研究会発表・日本語論文執筆・英語論文執筆などをお勧めします。
9.卒業論文(主に4年生)
○2020年度は感性の研究1件と視覚の研究1件が行われました(2件の研究は卒論生が視覚学会で発表してくれました)。
・法文学部時代の当研究室の卒論研究分野
2015年度には視覚の研究1件が行われました。
2014年度には注意の研究2件と視覚の研究1件が行われました(視覚の研究は卒論生が視覚学会で発表してくれました)。
2012年度には聴覚の研究1件が行われました(この研究は教員が基礎心理学会で発表しました)。
・当研究室の卒論生の進路
・一般企業5名、他大の大学院1名、公務員1名。
・本研究室の特徴は
錯視(目の錯覚)の研究が専門的にできる(中国・四国地方では稀)ところです。
錯視を研究したい人はぜひ一緒に錯視を研究しましょう。
・錯視以外の研究ももちろんできます。
当研究室では、基本的には、卒論生が自主的に研究テーマを探し、実験計画をたてます。
高校時代に研究された知覚・認知心理学の分野を深めたり、別の方向に掘っても良いです。
(授業でへーと感心したり、面白い!と知的に興奮したり、驚いたり、うーんとうなったり、
え、なんで?とか、その説明は間違っているでしょうと反発心を覚えたり、こんな実験してみたら
面白いんじゃない、など心が動いた現象を研究したほうがよいのではと思います。)
(注:内容は年によって変わる場合があります。)
●心理学コースの授業はこちらをご覧ください。